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味探検:調味料の巻:鎌倉市「三留商店」

030828kamakuramitomesyouten01 優良調味料がずらり、プロの料理人も通う名店

 鎌倉市坂ノ下 三留商店 極楽寺切通しに向かう道が鎌倉10井戸の一つからついた「星の井通り」。東海道をつなぐ重要道だった。「今よりずっとにぎやかでした」と、明治15年創業「三留商店」三留玲子さん=写真(上)中央。

 あめ屋から酒屋となり、今は亡きご主人徳衛さんが「これからは家庭料理を楽しむ時代」と、国内外の良質な加工食材、しょうゆ・酢・ソース・油など多様な調味料を扱う食材店に変えていった。

 昭和40年後半、当時珍しいオリーブ油、ビネガー、チーズ、薫製魚など輸入食材をそろえた店として、プロ料理人や食通御用達の店になった。

 外見は普通の酒屋だが店に入ると、ジャンル分けされた各種和洋食材がずらりと並ぶ。「2000種以上ある」と、息子さんの店主・一男さん=同右(左端は奥さんの昭代さん)。「店の信者を作れ」が口癖だったという形見の言葉を守り、今では珍しくなくなった輸入食材を「優良な小量生産品は大手が扱いづらい。生産者から情報をとり、客がほしいと思う商材をそろえる」とか。

030828kamakuramitomesyouten02  イタリアの幻の豚チンタセネーゼ種を復活させたパオロ氏生産の骨付きもも肉のハム(プロシュート)や、絞りたて冷凍品のノヴィジオ・オリーブ油など「ここに来ればそろう」店でありたいという。

 商品研究から生まれた同店ブランド「薬膳ソース」(1本500円)や、好みの野菜を切って漬けるだけのピクルス漬け液「ピクルスビネガー」(サワー・スイート450円、ゆず480円)など使ってうれしくなる食材がそろう。 (中島満:MANA)

三留商店メモ:神奈川県鎌倉市坂ノ下15の21。江ノ電長谷駅下車。踏切渡り海岸通り1本手前の道右折、100メートル先左手。徒歩3分。午前9時~午後8時30分。火曜定休(第3火、水曜連休)。(電)0467・22・0045。

注:内容は取材時のものです。現時点で価格等変更がある場合があることをご了承下さい。取材掲載:東京新聞2003年9月4日連載338回。写真記事:copyright 2007,Mitsuru,Nakajima:リンクは自由ですが、記事写真引用の際にはご一報下さい。

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