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味探検:港区三田仏料理「コートドール」

時が止まったかような静謐さのなかで、冷たくも熱い珠玉のフランス料理を味わう

名料理人〝斉須シェフ〟は笑顔で調理場に誘ってくれた

 真夏のひとときを静謐さの中でフランス料理を味わうなら「コートドール」と決めていた。マンションの中庭の一角に、店名を記したドアがなかったら、この奥に名店があるとは分からないほど、ひっそりとした店構え。「簡素で、おおらかにして清潔な仏料理」を掲げてきた名料理人・斉須政雄さん(写真下右)がオーAjitanken20050811437cortdor02ryouriナーシェフをつとめる。
 季節ごと週ごとに替わるシェフえりすぐりの“昼のコース”(4500円のみ。夜のコースは1万5000円。他にアラカルトメニューあり)を注文した。
 この日のメニューは、1品目「赤ピーマンのムース」(写真上・左上)。塩味をきかせただけの真っ赤なトマトソースに浮かぶ赤ピーマンの薄桃色のムース。簡素にしてさわやかな野菜の味が伝わってきた。
 「アナゴのテリーヌ、ピクルス添え」(同手前)。夏アナゴの淡白な味と、クリーミーさと和風感を融合させたしっとりとしたテリーヌ。キューリのピクルスの酸味とマッチした夏の味だ。
 「アオダイのソテー、ローズマリーソース」(肉を選べば「仔羊のロースト、ラタトゥイユ添え」)。夏、脂がのる高級魚の皮目をパリッと焼いたメーンディッシュだ。Ajitanken20050811437cortdor01_1
  デザートは、ほのかにウイスキー香がする「シャーベット」(口直し)と「マンゴーのババロア果汁ソース」(同上右)。果汁の甘さと香りと酸味がエキゾチックな冷たいデザートだ。

夢は共有するものさ

 料理も人がらも飾り気なしの斉須シェフ。「共に汗する青年の眼差しの中に昔の自分がいる」と、修行半年に満たない兼子大輔さん(同左)と、仏産キノコ“ジロール”を共に刷毛で掃除をしながら「夢は共有するもの」と話してくれた。昼夜とも予約が無難だ。(中島満:MANA)

○メモ「コートドール」
東京都港区三田5-2-18三田ハウス1階。都営三田線・南北線白金高輪駅下車2番出口から一の橋方向大通り沿いに歩道橋のある信号渡り古川橋1本手前の道右折約100m先右手三田ハウス中庭左手。徒歩10分。電03-3455-5145。営業昼12時~14時。夜18時~21時。定休月曜・第2日曜。全34席。予約が無難。

注:内容は取材時のものです。掲載:東京新聞2005年8月11日「味探検」連載437回。写真記事:copyright 2007,Mitsuru,Nakajima:リンクは自由ですが、記事写真引用は管理人(MANA)までご一報下さい。

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