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ヨメガサラとヨメガカサ

ヨメガサラってなあに?ヨメガカサってなあに?

 この地球には、たくさんの知らない生物たちがいて、愉快で、不思議な名前のついた生き物たちがたくさんいる。そうした、生き物たちは、小説や評論や大好きな博物学の本や、自分の関心領域の資料を読んでいて、ふと、これ何だろう?という出会いをする。

 ちょっと前になるが、PCのファイルを整理していたら、「よめがさら」という名前を持つ生き物に出会い、そのなんとも奇妙な名前について、FISH-MLというお魚好きの人たちでつくるメーリングリストに疑問と情報提供を寄せたときの情報(2005年7月8日~9日):おもしろメールの交換メモが出てきたので、載せておきます。

(1)MANAなかじまです。私の手元にあった資料でこれまで、崩し字の早行書体でルビがふってある字を読めなくて、まったくお手上げの貝の名前について、ふとしたことから、それが「よめかさら」と読めるのがわかったのです。ネットの検索や、手元の貝類図鑑でみると、巻貝の仲間「ヨメガカサ」の別称と書いてあります。
そうとわかって江戸時代の漢字辞書を調べると、虫ヘンにツクリを戚(親戚のセキ)とかいて、ヨメガサラとあります。
 貝類の名称の一覧に含まれるので、貝類であることは分かっていたのですが、最近、又別の本で、この虫偏にセキの字の漢字が出てきて調べなおしたら「ヨメガサラ」だと分かったのです。
 ちなみに、この漢字は「ヒキガエル」のこととなっています。
ヨメガカサ、ヨメガサラの地方方言や名前の由来などについてご存知のかた、ぜひどういうことでもよいので教えてください。(MANAしんぶん なかじまみつる)

(2)MANAさま:こんばんは、忠です。:貝類の図鑑は、あまり見たくないというのが本音なのですが(笑)とりあえず見てみました。日本及び周辺地域軟体動物総目録には、

C.toreuma(Reeve,1855):ヨメガカサ(目八):ヨメノサラ(大本)

 と書いてありました、和名の由来は目八譜からではないかと思いますが。「ヨメノサラ」(大本) とあるので、なんじゃそりゃ? と思い貝類図鑑をひらくとヨメガカサの別名にヨメノサラがあるのだとか。

 地方方言や名前の由来などのお話は面白いので、いろいろ聞けるといいなぁ~と思い、反応したしだいです。

 おそらくご存じの事を書いてしまったのだろうと思いますがお許しを。。。

 それでは(^^)/~~

(3)忠さま:MANAです。:すぐ返信いただきありがとうございます。

《和名の由来は目八譜からではないかと思いますが。》

 ありがとうございます。貝類の名称については、まったく知らないのです。「目八譜」は現物見ていませんが、これが1850年ごろの本です。
 ぼくが、まったく読めなかった虫偏にツクリが戚の字にルビがふってあるのが、魚名や貝名をずらずら並べている「字尽」(じづくし)の系統の本で「四民童子字尽安見」という寺子屋で使われる手習い(教科書)でして、正徳6年ですから1716年ですから、古くからあった貝の名前なんですねえ。こんな小さな目立たない貝に、嫁(よめ:娵)の何がしという名前がついているのですから、面白いですね。
 小さな貝と庶民の暮らしの結びつきは現代よりずっと深かったのかもしれませんね。(MANA:なかじまみつる)

(4)MANAさま:また反応してしまった忠です(^^;

  > ありがとうございます。貝類の名称については、まったく知らないのです。
いやぁ~私もまったく知らないのです・・・
> 「目八譜」は現物見ていませんが、これが1850年ごろの本です。

「目八譜」は、武蔵石壽著、1843年だったかしら以前↓のリンク集から
http://www1.linkclub.or.jp/%7Esmano/linkpage.html

 インターネットでも見ることできるんだぁ~と、知ったのですがクリックしたら表示しませんでした。何処へ行ったのかしら?

 「四民童子字尽安見」1716年ですか。興味がでましたが難しそうで私には読めないのでしょう・・・
「虫の名、貝の名、魚の名」2002年という本があって、これの貝類の話で引用された本がかれているのですが
 「貝盡浦之錦」大枝流芳著 1751年
 「怡顔齋介品」松岡玄達著 1758年
 「丹敷能浦浦」 1825年頃
 「貝類和名彙」 1907~15年頃

 などがあります、どれも古い書籍ですね。

 しかし私には難しそうなので、この本達に出会えたら、面白い話などお聞かせください。それでは(^^)/~~

(5)すみません:忠ですが自己レスです。
> ■「丹敷能浦浦」 1825年頃
「丹敷能浦裏」でした変換をもう一回押すのわすれました。
失礼しましたm(_ _)m

(6)隠岐のなかがみです、皆様ご無沙汰してます。
ヨメガカサの隠岐地方の方言名は「ぼべ」「ごんべ」「せんた」「せんたべ
べ」「べべ」など地区によって異なります。島後地区ではこれの炊き込みご飯を「ぼべめし」とか「ごんべめし」とか言いますし、島前地区に住む私の知り合いは洋風に「せんたピラフ」にして食べたりします。
最近食べてないですね。名前の由来はわかりません。

(7)忠さま:MANAです。:「目八譜」は、武蔵石壽著、1843年だったかしら。
以前↓のリンク集から
http://www1.linkclub.or.jp/%7Esmano/linkpage.html

  インターネットでも見ることできるんだぁ~と
知ったのですがクリックしたら表示しませんでした
何処へ行ったのかしら?
このリンク集べんりですねえ。
そうでした。国会図書館の電子ライブラリーに「目八譜」の15巻の2000ページ近い全ぺーじが載っているのでした。この電子ライブラリーは、すごいのですよ。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/endl.html

   から入って、
http://rarebook.ndl.go.jp/pre/servlet/pre_com_menu.jsp;jsessionid=CEBA3334D06CFBF768F521111E3C4683?syubetu=1

  が全部のトップぺーじですよ。この検索で「魚」でも「水産」でも打って御覧なさい。
あっと驚く本が手元のパソコンの画面でカブリツキできますよ。
ぼくが、個人で蔵書をする必要がなき時代が来ているのだなあ、と実感させる国会図書館の情報公開制度による、国宝級の図書の画像が公開されているのです。
「目八譜」で検索して、その11巻のアワビ=石決明の巻きで、ヨメガカサは、その「十」に「娵」(女偏に取)=@、「@ケ皿」として出ておりました。(さすがにこのぺーじのリンクは張れませんでした)
「ビン書南産志ニ云。[虫+戚]、海中ニ生ジ石ニ附キ、殻ハ[鹿/几](鹿の仲間のキ、ノロの仲間?)ノ蹄ノ如シ……云々……」と彩色画像つきで4ページにわたり漢文交じり文で詳述されています。
図書館の本探しのための検索機能に使い慣れていると、ここまでそんなに時間をとらずにたどり着けます。すごい時代ですねえ。
いやあ、収穫でした。ありがとう、忠さま。
「字尽安見」もうすぐ整理しおわりますから、あとで関心があるようでしたら忠さまに虫偏の貝の部分の画像ファイルを送ります。(MANAしんぶんなかじまみつる)

(8)中上さん。MANAです。大感謝です。
〈ヨメガカサの隠岐地方の方言名は「ぼべ」「ごんべ」「せんた」「せんたべべ」「べべ」など地区によって異なります。島後地区ではこれの炊き込みご飯を「ぼべめし」とか「ごんべめし」とか言いますし、島前地区に住む私の知り合いは洋風に「せんたピラフ」にして食べたりします。最近食べてないですね。名前の由来はわかりません。〉
ボベやらベベやら、またまた危ない名前のオンパレードですが、貝の方言をやるとしょうがないのですよ。それにしても、ボベ飯や、センタピラフ、食べたくなりました。(MANAしんぶんなかじまみつる)

(9)MANAさま:こんにちは、忠です。
> この電子ライブラリーは、すごいのですよ。
> http://www.ndl.go.jp/jp/data/endl.html

拝見しました6月にリニューしたみたいですね。

だからリンク集から飛べなかったようです。

紹介していただいたので遊んでみました(^^;

時々エラーがでるのは、まだ微調整中かもしれません。
> 「字尽安見」もうすぐ整理しおわりますから、あとで関心があるようでしたら忠さま>
> に虫偏の貝の部分の画像ファイルを送ります。

 興味があるのは間違いない話ですが今の私がみても感想すらいえないと思います ;^^A

 お気持ちだけありがたく頂戴いたします。それでは(^^)/~~

(10)皆様 こんにちは:私、みか@横浜と申します。:こんなHP見つけましたので載せて起きます。

 ヨメガカサ:http://shell.kwansei.ac.jp/~shell/pic_book/data01/a0037.html

 的外れかもしれませんが お役に立てれば光栄です。

(11)みか@横浜さま:MANAです。

 ヨメガカサ:http://shell.kwansei.ac.jp/~shell/pic_book/data01/a0037.html

 ありがとうございました。きれいな貝ですね。

 (MANAしんぶん なかじまみつる)

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