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「タイムスクープハンター」の反響

若い人たちに好評なのにびっくりしました

Nhk080911taimescoophuntergazou0_2  「タイムスクープハンター」の放映後の反響は、NHKならぬスタッフ構成と筋書きに「面白かった」という「好評」を、おおくのブログで書き込んであるのを読みました。

この番組は「番組たまご」という、深夜帯に、好評なら継続する可能性を残す、という「実験」番組的要素の強い放映であったようです。酷評があたりまえの「2チャンネル」もおおむね好意を示している内容の書き込みで、アニメ世代、あるいは、現代の若者世代の感性に、ドキュメンタリーとアニメ性や怪奇(?)性とをNhk080911taimescoophuntergazou02 かねそなえた、制作意図がフィットしたのかもしれません。素っ裸にふんどしスタイルのクモスケ(運び人)たちのいでたちが、リアルさを強調していたようです。それと、「タイムスクープ」社の未来型ジャーナリストの役を演じた「要潤」(「かなめじゅん」とよむのかなあ。それすらMANAはしらない……)の様相と衣装のアンバランスさが、またよかったのかもしません。

Nhk080911taimescoophuntergazou032 ぜひ、放送継続が実現するとよいと期待しています。

注:画像は、テレビをデジカメにて撮影したものです。版権著作権で問題がある場合は削除しますから連絡ください。念のため制作担当氏に連絡してあります。

検索サイトGoogle「タイムスクープハンター」ヒット数41600中の上から順にブログ等の視聴者の感想分のみピックアップしました。

(1)■[新聞・テレビから]タイムスクープハンター ザッピングしていたら、飛脚が氷を運んでいる場面・・・をレポートしている・・・。タイムスクープハンターという番組か・・・。なかなかおもしろい・・・。
http://d.hatena.ne.jp/faculty-member/20080913/1221233591

(2)タイムスクープハンター面白いねこの番組。要潤が変な恰好で出てきた時の映像の違和感で画面に釘付けです。
http://yutaka-mousou-shomin.blog.so-net.ne.jp/2008-09-13

(3)演劇ユニット「ナルペクト」 メンバー日誌!!
http://narupect.jugem.jp/?eid=207

(4)偶然テレビつけたらやってたのだが、
http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20080912_doc.html
なんかおもしろかった。出てくる役者の着こなしも、時代劇では絶対こんなのねーってのが多いがこの番組では本当の江戸時代の飛脚みたいな格好だったよ。
http://d.hatena.ne.jp/messier42/20080912

(5)今回は飛脚の話。石川?から江戸まで献上する氷を飛脚たちが運ぶってゆ-。昔の人はすごいよね-
走って江戸まで行って。
りほが銚子から東京までチャリで行ったのより凄いことだもんね笑
しかも氷って。溶けるからね-。
いやあ昔の人のパワーと仕事への誇りを見習わねば!!!!
http://blog.livedoor.jp/v2chovpfvphvkbv/archives/1165253.html

(6)昨日だけど、寝る前にTVをつけたら、NHKで何やらドキュメンタリ調の時代劇がやっていた、なんかみたことない感じだったので、しばらく見てた。取材しているのは変わった服装の要潤で、将軍に氷を加賀~江戸まで運ぶ,”飛脚”を追跡、喋ったりもする...
当時の”飛脚”のイメージが伝わってくる、おもしろい!
当然、最後まで見てしまった。
最近NHK GOODです。
http://bubuk31.blog19.fc2.com/

(7)NHKが深夜にやっている「番組たまご」のなかにたまに面白いのがある。アンケートの成績がよいとレギュラー番組になれるようだ。なかなか面白い試みだ。でも,局内は壮絶な争いだったりして。
http://www.nhk.or.jp/tamago/
昨晩やっていた「タイムスクープハンター」はなかなか面白かった。結構好きな構成だった。がんば♪タイムスクープハンターのスタッフ♪
それにしても深夜に面白いのをやるのはやめてほしい。翌朝の目覚めに響く(苦笑)
http://jfnaoki.s112.xrea.com/nucleus/

(8)タイムスクープハンター面白いねこの番組。要潤が変な恰好で出てきた時の映像の違和感で画面に釘付けです。
http://yutaka-mousou-shomin.blog.so-net.ne.jp/

(9)リアルな時代劇。
NHKでやってた、「タイムスクープハンター」って番組おもろかった
未来人が過去にタイムスリップして、教科書では語られない歴史を調査する番組なんかな??ドラマ仕立てやけど、その辺の時代劇よりリアルやの
今日やってたのは、献上氷を加賀から運搬した飛脚の話自分達の仕事に対して誇りがあって、なんかすごいかっこよかった
来週もあるんかな~お気に入り番組になりそう
http://ameblo.jp/kozikamonogatari/

(10)おぉぉぉぉ…!
ちょっと 『時空警察』 のパクリみたいな感じやったけど、
http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20080912_doc.html
●魚拓はここ●
NHKの『タイムスクープハンター』 がごっつオモろかった!
http://ueue.blog.eonet.jp/_ueue/2008/09/post-77d7.html

(11)面白い。 
2008/09/13 00:27
NHK タイムスクープハンター なんか初めて見たが面白い。
http://aibyou.blog53.fc2.com/blog-entry-2063.html

(12)2008年9月14日 (日)
見てもらえましたでしょうか?
皆さん『タイムスクープハンター』見てもらえましたでしょうか?
面白かったでしょ?
http://narushima.laff.jp/blog/2008/09/post-9ec6.html

(13)2ch「タイムスクープハンター」(0:10~)・・・これはお試し番組らしいっすけど、なかなかオモシロかったっすね。ドキュメントふうの歴史ものなんっすけど、献上氷っていう題材と、途中で怪我するとか展開が良かったっす。こういう感じをだせればまた出来るんちゃいますかね。極私的オモシロ度64。
http://yasubaby.blog.eonet.jp/default/2008/09/post-53c9.html

(14)NHK番組たまご。
要潤がかっこよかったタイムスクープハンター。
江戸時代の、氷を運ぶ飛脚の話をしてて、よかったです。
要潤がいなくても、歴史の日常ドラマみたぃなのをしても楽しいかなぁって。(追記:でも要潤さんの案内役がいないと、俺たちこれしかできないからなぁ。。みたぃなセリフが聞けないから、やっぱりいたほうがいいのかなぁっと。個人的に、ブレアウィッチプロジェクトな自分でとってますよーみたぃなのが苦手なだけだと思います。。)
http://mkxxxlo.blog116.fc2.com/blog-entry-277.html

(15)昨日の0時10分から「タイムスクープハンター」という番組がNHKでやってて、0時のニュースを見た後でなんとなく見てたんですが、これが凄く面白かった。
内容もさることながら、映像が1人称視点なのが臨場感があっていい。
HP見てもらえると大筋はわかるんですが、山賊のシーンの盛り上がりは深夜にあらざるクオリティw
携帯から実況板開いたんですが、「チラ見してたら面白かったから慌ててPC起動して来た」という人がわんさかいましたw
http://gmt0900.blog64.fc2.com/blog-category-0.html

…以下略

MANA:なかじまみつる

MANAしんぶん「氷の文化史」サイト目次:

http://www.manabook.jp/essay-icemanlibrary-index.htm

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タイムスクープハンター

「加賀様のお氷献上」がNHKのドラマで放送されます

今年の春さきに、一本の電話がありました。

江戸時代の加賀藩から江戸城へ、冬貯蔵した「氷雪」を夏取り出す古代からの儀式にならい、将軍への献上品のひとつとして「氷を贈る」ことが旧暦の6月1日(氷朔日―こおりのついたちといいます)に行われてきました。

この氷運搬の人足たちの行動を縦軸にした、ミステリアスでドラマチックなドラマを作りたい、ので氷運搬の歴史を聞きたい、というディレクター氏からの電話でした。

小生の長すぎるウンチク話とともに、たくさんの画像類、小生執筆の6月一日と氷の文化史と氷業史関連の小文を渡しましたが、かれらが特に関心を示したのが、「雲助」(クモスケ)という人足たちの姿を描いた「芳國」と名の読める浮世絵の黒ずんだ複写図でした。

ふんどし一丁すがたで江戸へと氷を運ぶ図だが、なんともなぞめいて、また、作者の名前で、いろいろと原図を求めて探してきたが、いまだ、その図の所蔵先の手がかりは何もつかめていないのです。

そのうち、その取材のことは忘れかけたころ、暑い夏も過ぎてしまったので、もしかしたら

ボツになったのかなあと思っていたのですが、10日ほどまえ、NHKの深夜番組帯で、新番組として放送がきまりました、と製作会社の担当氏から電話と次のようなメールがあった。

9月12日 深夜0時10分(正確な日付は13日です)

企画・演出 中尾浩之、主演 要潤の新感覚時代劇、タイムスクープハンター

NHK総合(1ch)で放送されます。

タイムワープしたジャーナリストが江戸時代の飛脚を追う!

夏、江戸将軍家に氷を運ぶ加賀の飛脚たちに密着ドキュメント!

従来の時代劇ではめったに描かれることのなかった人々にスポットをあて、そこで起きた衝撃的な事件をスクープ!!

新感覚モキュメンタリー時代劇「タイムスクープハンター」是非ご覧ください。

どんな仕上がりなのか、わからないのですが、とにもかくにも、「氷業史秘話」とでもいえるようなテーマを、現代の若者脚本家と監督、俳優さんたちがどのように描くのか、楽しみであることは確かです。

ご興味のある方は、ぜひごらんいただければと思います。

番組内容をもう少し詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

MANA:なかじまみつる

MANAしんぶん「氷の文化史」サイト目次:

http://www.manabook.jp/essay-icemanlibrary-index.htm

続きを読む "タイムスクープハンター"

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宮古島DS訴訟の決着―沖縄からの二つのニュースに注目

「美ら海協力金」の仕組みに期待しよう

【「里海」ブログの再録】

先月のある日、二つの漁業権にからんだニュースが、沖縄から届きました。まず、第一が、宮古島周辺海域で10数年間も係争が続いていた、地元漁協・漁業者と、ダイビング事業者とのあいだのダイビングスポット設置とその利用にからむ問題が、決着をみた、というニュースでした。「里海」ブログの再録

もう一つは、西表島の網取湾というほとんど未開発で、手付かずの自然環境がのこされた海域に、真珠養殖会社が真珠養殖漁業権設定の手続きを県に対して行ったことに、懸念をいだいたハゼの魚類学研究者からの情報でした。

いずれも、大型の地域開発がからむわけでもなく、全国ネットの情報には全くのることもないので、よほどの沖縄通か、専門の研究者以外、東京や本土に住むかぎりは、まったく知ることなく過ぎ去ってしまう特殊な地域限定マメネタ扱いのように思われがちです。ところが、この背景を探ってみると、海の利用と管理を考える上で、現代もっともホットな最先端をいく課題を提供している情報であることがわかってきます。Miyakodschuraumikyouryokukin

まず、宮古島DS問題の決着について簡単にレポートしておきます。ことの発端は、1997年にさかのぼります。宮古島エリアでダイビング事業を展開していたダイビング業者に対して、地元漁協の一つである「伊良部町漁協」の組合長らが、ダイビングの全面禁止等の仮処分申し立てを地裁宮古支所に行ったこと、でした。もう、それから10数年、漁業者とダイビング事業者との間で、何度もの裁判が繰り返され泥沼化を呈してきた事件ですから、どのような解決をしたか、とても重要なテーマを提供してくれることになりました。

どのような解決をしたのかだけを、先に書いておきます。

昨年半ば、地元漁協の役員改選が行われ、関係漁協の組合長らリーダーが交代し、地元漁業者とダイバー事業者とのあいだでの前向きな話し合いが、ようやく行われることになったのです。そうして、昨年末、約1年間をかけて、宮古地区三漁協と観光ダイビング事業者団体とで構成される「宮古地区海面利用協議会」で基本合意ができました。そして、今年の2月16日に、「宮古地域における海面の調和的利用に関する指針」(ガイドライン)が締結されたのです。このガイドラインにもとづき、「宮古地区海面利用連絡協議会」が設立され、愛称を「美(ちゅ)ら海連絡協議会」とし、「宮古地区における海面利用のありかた、海洋環境保全、観光ダイビング事業の振興、海洋資源保護培養等のために、海の利用者に対し《美ら海協力金》500円」(添付画像がその領収書にあたります)を負担してもらう「美ら海協力金」制度が、3月以降実施されることになりました。

以下に、ここまでに到る長い経過を触れておきます。私は、この宮古島DS訴訟については、それよりも数年前から問題化して、同じく訴訟になっていた、静岡県沼津市大瀬埼沖合いのDS裁判との関わりから、ずっと関心を持って取材を続けてきました。

大瀬埼DS裁判は、地元漁協が設置したダイビングスポットを巡り、一ダイバーが、漁協を相手取り、ダイビングをするために地元漁協に支払う「潜水利用料」(潜水券購入代金1回340円)の法的根拠と、違法に基づく徴収であるから、これまで支払ってきた料金の返還を求めて静岡地裁沼津支所に提訴した裁判(「大瀬埼DS裁判」)です。

漁業権の法律的な性格を裁判所が判断をすることになるなど、潜水利用料という、海を利用するダイバーが支払う利用料金について争われた裁判は、これまでほとんど判例のありませんでした。それだけに、この裁判の審議過程、判決から、新しい海の利用をめぐる課題が見えてくる訴訟事件として注目してきました。このテーマに関心を寄せていた法律の専門家や研究者、漁業関係者らのあいだで、勉強会を行い、その結果を、2006年に『ローカルルールの研究―ダイビングスポット裁判検証から』(海の『守り人』論パート2)として1冊の本にまとめてあります。詳細を興味がある方は、それをお読みください。

簡潔に、この二つの裁判の特徴と、その判決の内容(結論のみ)だけを示しておきます。

A)大瀬埼DS裁判:1993年提訴~地裁・高裁・最高裁・高裁差し戻し審の4度の判決で、2000年漁協側勝訴で、2001年判決確定。:確定判決の骨子は「漁協が設置したDSを利用する際に漁協に支払う潜水利用料は、漁業権侵害の対価としての性格を持つとも考えられ合法であり、原告のダイビング愛好者の請求を棄却。」漁協勝訴、ダイバー敗訴。

B)宮古島DS訴訟:1997年伊良部町漁協がダイビング事業者らに対し、「漁業権」水域内でのダイビングを妨害排除請求権にもとづきダイビングスポットの全面禁止を求めたもので、地裁、高裁とも、漁協側敗訴、ダイバー側勝訴。最高裁で2002年漁協側の控訴棄却し、判決確定。しかし、以後、損害賠償に関する民事訴訟が継続。

大瀬埼DS事件では、漁協が勝ち、ダイバー側が負け、宮古島DS裁判では漁協が負け、ダイバーが勝つという、ごく単純に一勝一敗の見かけの判断をしがちですが、そうではありません。この二つの裁判は、同じように漁業者とダイバーの対立があり、「漁業権」の性格について判断を求めている、という図式から成り立っているように見えますが、実は、根本的に、もともと、それぞれ海域における海の利用ルール実態が異なっていたのです。

つまり、こうです。

A)大瀬埼DS設置海域:地元漁業者と漁協と、ダイビング業者とダイバーとの間に、地域自治体も介して、ながい話し合いの末に、それぞれ関係者の合意に基づきDS利用水域と利用料支払いの地域ルールが作られ、円滑に機能していた。→ダイバーが安心して利用できる水域になっていた。→海域の利用と管理について安定性の存在。

B)宮古島DS係争海域:地元漁協とダイビング事業者との間に双方の話し合いによって合意した地域ルールができていなかった。→漁業者のリーダーによる一方的な原則ダイバー排除の考え方と、漁業者主導による利用料の設定などの実態がある海域であった。→つまり、ダイバー(一般的な海のレジャー利用者)にとって、安心して利用できる水域ではなかった。→海域の利用と管理についての安定性の欠如。

違法性のない海の利用について考える限りにおいては、地域で合意して安定的に機能しているルールの存在の可否が、一方で「漁協側勝訴」、一方で「漁協側敗訴」の裁判官の判決が導かれたという背景が存在しているのではないかという仮説に基づく「実態」に着目しようと考えたのです。この、安定した地域の合意に基づいて形成されたルールを「ローカルルール」と呼ぼう、という提案が、前述した「ローカルルールの研究」の導き出した結論の一つででした。

そして、宮古島の10数年もの永い係争の歴史が、昨年6月の地元漁協のリーダーの交代によって、地元漁業者とダイバー事業者とのあいだでの前向きな話し合いの場作りがようやく出来上がり、昨年末、約1年間かけて、宮古地区三漁協と慣行ダイビング事業者団体とで構成される「宮古地区海面利用協議会」で基本合意ができ、今年になって、2月16日に、「宮古地域における海面の調和的利用に関する指針」(ガイドライン)が締結されたのです。

このガイドラインにもとづき、「宮古地区海面利用連絡協議会」が設立され、愛称を「美らうみ連絡協議会」とし、「宮古地区における海面利用のありかた、海洋環境保全、観光ダイビング事業の振興、海洋資源保護培養等のために、海の利用者に対し《美ら海協力金》500円」を負担してもらう「美ら海協力金」制度が、3月以降実施されることになりました。

地先の海の利用が、安定的に、そして安全に実施されるということの前提には、前述したように、地域の関係者どうしの合意に基づく自主的に創出された「ローカルルール」の存在が前提になると書きましたが、宮古島の海にも、こうして、また、一つ。、宮古島方式による「美ら海協力金」制度という「ローカルルール」が誕生し、これから、育っていくこととなったのです。

詳細な内容は、別信にてまた書くことにします。次に、西表島網取湾でおきた真珠養殖漁業権設置の問題をレポートしましょう。(続く)

By MANA:なかじまみつる

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