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タイムスクープハンター

「加賀様のお氷献上」がNHKのドラマで放送されます

今年の春さきに、一本の電話がありました。

江戸時代の加賀藩から江戸城へ、冬貯蔵した「氷雪」を夏取り出す古代からの儀式にならい、将軍への献上品のひとつとして「氷を贈る」ことが旧暦の6月1日(氷朔日―こおりのついたちといいます)に行われてきました。

この氷運搬の人足たちの行動を縦軸にした、ミステリアスでドラマチックなドラマを作りたい、ので氷運搬の歴史を聞きたい、というディレクター氏からの電話でした。

小生の長すぎるウンチク話とともに、たくさんの画像類、小生執筆の6月一日と氷の文化史と氷業史関連の小文を渡しましたが、かれらが特に関心を示したのが、「雲助」(クモスケ)という人足たちの姿を描いた「芳國」と名の読める浮世絵の黒ずんだ複写図でした。

ふんどし一丁すがたで江戸へと氷を運ぶ図だが、なんともなぞめいて、また、作者の名前で、いろいろと原図を求めて探してきたが、いまだ、その図の所蔵先の手がかりは何もつかめていないのです。

そのうち、その取材のことは忘れかけたころ、暑い夏も過ぎてしまったので、もしかしたら

ボツになったのかなあと思っていたのですが、10日ほどまえ、NHKの深夜番組帯で、新番組として放送がきまりました、と製作会社の担当氏から電話と次のようなメールがあった。

9月12日 深夜0時10分(正確な日付は13日です)

企画・演出 中尾浩之、主演 要潤の新感覚時代劇、タイムスクープハンター

NHK総合(1ch)で放送されます。

タイムワープしたジャーナリストが江戸時代の飛脚を追う!

夏、江戸将軍家に氷を運ぶ加賀の飛脚たちに密着ドキュメント!

従来の時代劇ではめったに描かれることのなかった人々にスポットをあて、そこで起きた衝撃的な事件をスクープ!!

新感覚モキュメンタリー時代劇「タイムスクープハンター」是非ご覧ください。

どんな仕上がりなのか、わからないのですが、とにもかくにも、「氷業史秘話」とでもいえるようなテーマを、現代の若者脚本家と監督、俳優さんたちがどのように描くのか、楽しみであることは確かです。

ご興味のある方は、ぜひごらんいただければと思います。

番組内容をもう少し詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

MANA:なかじまみつる

MANAしんぶん「氷の文化史」サイト目次:

http://www.manabook.jp/essay-icemanlibrary-index.htm

放送局:NHK総合
番組タイトル:『タイムスクープハンター』
ジャンル:ドラマ
放送日:9月12日(金) 深夜24:10~24:40
     (9月13日(土) 深夜0:10~0:40の意味)

出演者:要潤 他
監督:中尾浩之

内容
元禄六年(1693年)6月1日(現在の7月)。
山深い獣道を若者が交代でカゴを担ぎ走っている。その姿を追いかけていく。ハンディカムの映像。
当時、加賀藩は、旧暦の6月になると、氷室から氷を取り出し、江戸の将軍家に献上物として氷を運んでいた。
献上氷は人足を交代しながら、夜も松明を持ち、昼夜を徹して江戸へ運ばれていた。
献上氷を運ぶ運搬係の若者たちをタイムスクープハンター沢嶋が密着ドキュメントしていく。
普通の人間のリアルな息づかい。そんな息づかいを、
徹底的にリアリティを追及した架空のドキュメンタリーという手法で再現していく。

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