「琵琶湖のテナガエビの由来に関する一考察」がおもしろい
原田英司・西野麻知子著「琵琶湖のテナガエビの由来に関する一考察」(琵琶湖研究所所報、21:91-110p) 2004年。
http://www.lberi.jp/root/jp/05seika/syoho_bi/21/21-12.pdf
を読む。近世博物学、本草学から明治大正昭和の魚類学論文までを駆使し、表題のテーマを論述している。
滋賀県琵琶湖・環境科学研究センター
http://www.lberi.jp/root/jp/bkjhindex.htm
のサイトより、公開論文として読めるが、『湖魚考』、『湖中産物図證』の史料価値の大きさに、それぞれ原本のコピーを手元において、自分流の復刻の文章をぼちぼちと、いっこうにすすまぬ作業をしてきたものにとって、現代の視点をもって過去の時代にさかのぼって、事の真相を究明するために、原典に当たって読みこなしていきながら、いくつもの新事実発見をしていく、本論文は、読み終えて、琵琶湖の自然の大きさ、そして、人と琵琶湖のきずなの深さを知ることとなった。ドキュメンタリーが成立するほどの面白さを感じたので、備忘録として、メモを残しておこうと思った。
MANA:なかじまみつる
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