上関、瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所:三学会合同シンポ

上関、瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所:三学会合同シンポに参加してきました

  日: 2010314日(日)午後130分~430
会  場: 明治大学駿河台校舎リバティホール
(リバティタワー 1F 松井康成ホール)

参加費: 500円(資料代)

【主 催】
日本生態学会 自然保護専門委員会
日本鳥学会 鳥類保護委員会
日本ベントス学会 自然環境保全委員会(ベントスは底生生物)

3/14
三学会合同シンポジウム実行委員長: 倉本宣(明治大学農学部教授)

【後 援】
(
)日本自然保護協会、()世界自然保護基金(WWF)ジャパン、
(
)日本野鳥の会、NPO法人ラムサール・ネットワーク日本、
バードライフ・インターナショナル、日本魚類学会自然保護委員会

【事務局、問い合わせ先】
日本生態学会上関原子力発電所問題要望書アフターケア委員会
代表:安渓遊地(Tel: 083-928-5496e-mail: ankeiyuji@gmail.com
庶務:佐藤正典(Tel: 099-285-8169e-mail: sato@sci.kagoshima-u.ac.jp

【プログラム】
13:30:
開会
13:30:-13:35

(主催者挨拶)立川賢一(日本生態学会自然保護専門委員会委員長)
13:35-13:50
:はじめに(シンポジウム全体の趣旨説明)
「上関原子力発電所建設計画のあらまし」佐藤正典(鹿児島大学)
13:50-14:35
:講演1「周防灘に残されている瀬戸内海の原風景」
加藤真(京都大学)
14:35-15:05
:講演2「上関に生息する希少な鳥類について」
飯田知彦(九州大学大学院・日本生態学会)
15:05-15:35
3学会の要望書の説明
安渓遊地(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員長)
佐藤重穂(日本鳥学会鳥類保護委員会副委員長)
逸見泰久(日本ベントス学会自然環境保全委員会委員長)
15:35-15:45
:コメント1「陸上生物、里山の観点から」
野間直彦(滋賀県立大学)
15:45-15:55
:コメント2「スナメリについて」粕谷俊雄(要請中)
15:55-16:10
:コメント3「生物多様性条約に基づく国の政策」
国会議員(参加要請中)
16:10-16:40
:質疑応答
16:40-16:45

(閉会挨拶) 風呂田利夫(日本ベントス学会会長)

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東京湾の社会学講座で講師してきました

東京湾と人の関わりの歴史(江戸前の海と食文化、海の道)

12月5日、江東区森下文化センターが主宰する平成21年度下期講座「東京湾の社会学」の講師を依頼され、「東京湾と人の関わりの歴史(江戸前の海と食文化、海の道)」というタイトルで話しをしてきました。

「東京湾を様々な角度から学びます。環境・歴史・働く人々そして、身近な自然から世界的に珍しい生物まで網羅いたします。私たちの生活圏にありながら、知っているようで実は知らない東京湾の魅力に迫ります。」という企画で、

(1)11/7:東京湾の環境(江東区近辺の海の状況)……NPO法人 水辺と生物環境保全推進機構
(2)11/14:浜離宮恩賜公園の水質・生物(現地講義)……NPO法人 水辺と生物環境保全推進機構
(3)12/5:東京湾と人の関わりの歴史(江戸前の海と食文化、海の道)……まな出版企画・中島満
(4)12/19:三番瀬の海苔養殖について(市川・現役漁師に話を聞く)……福田海苔店 福田武司
(5)1/30:東京湾の珍しい生物(東京海底谷の生物たち)……千葉県立中央博物館 宮正樹
(6)2/6:交通の要衝としての東京湾(水先人に話を聞く)……日本水先人連合会
(7)2/27:東京湾の干潟(三番瀬を中心に)……NPO法人 三番瀬市民活動センター
(8)3/13:海草押し葉体験……NPO法人 水辺と生物環境保全推進機構
(9)3/20:※三番瀬生き物散策(現地講義)……NPO法人 三番瀬市民活動センター

という内容です。

中島が担当した「東京湾と人の関わりの歴史(江戸前の海と食文化、海の道)」のプレゼデータは、

その(1)東京湾の歴史と漁業の総括編:http://www.manabook.jp/tokyowan-sociology091205-01.files/frame.htm

その(2)江戸前の味探検自分の足で歩こう実践編:http://www.manabook.jp/tokyowan-sociology091205-02.files/frame.htm

その(3)鎌倉街道海の道と木更津の不思議な道をたずねる:http://www.manabook.jp/tokyowan-sociology091205-03.files/frame.htm

に載せておきました。

当日配布したプリントは、次のようなものでファイルを載せておきますので関心のある方はご覧ください。

配布資料(1)話題の内容と略年表レジュメ:「resume00.pdf」をダウンロード

配布資料(2)小杉鶴吉アナゴ漁とアナゴ筒について:「resume01.pdf」をダウンロード

配布資料(3)打瀬舟の復元・金萬智男さんの五大力船プロジェクト・お台場で江戸前海苔を作ろうの小学生たちの挑戦:「resume02.pdf」をダウンロード

配布資料(4)味探検マップ:「resume03.pdf」をダウンロード

配布資料(5)現代の海の道「東京湾フェリーとアクアライン」:「resume04.pdf」をダウンロード

 

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国際漁業研究会2009年シンポジウムに参加してきました

2009年度国際漁業研究会シンポジウムの内容

テーマ:これからの日本の漁業を考える

日  時:2009年11月14日(土)13:30-17:00
場  所:大日本水産会大会議室(三会堂ビル8階)
趣  旨:日本の漁業を取り巻く国際環境は制度面でも経済面でも環境面でも大きく変化している。一方、漁村は少子高齢化・過疎化に、漁船漁業は燃油高騰・後継者難に直面し、起死回生を迫られている。多面的機能が期待される漁業を中心とした「海の時代」の理想と現実の差はあまりに大きい。しかしながら、海の利用に対する日本の比較優位性は世界的な特徴でもあり、日本には、今、この特
徴を活かしきれるかどうかが問われている。そこで、漁業と深く係わる「資源」、「流通」、「漁業制度」、「環境問題」、「政策」、「消費」の専門家と「沿岸漁業」および「遠洋漁業」など漁業自身のこれからのあり方を考えている専門家を一同に会し、これからの日本の漁業を再考したい。

13:30-15:30 シンポジウム:これからの日本の漁業を考える

座  長  国際漁業研究会会長 松田 惠明・副会長 岡本 勝 
話題提供1「資源管理を巡る環境思想・法的概念の変遷」
   東北大学名誉教授 川崎 健氏
話題提供2「築地市場の魚価と取引の現状」
   時事通信社編集局水産部次長 川本 大吾氏
話題提供3「うつりゆくこそ里の海なれ―沿岸漁業と里海を考えるスタンス」 フリーライター・まな出版企画 中島 満氏
話題提供4「激化する国際資源獲得競争と日本型・遠洋漁業の限界
         -まぐろ漁業の視点からー」
   責任あるマグロ漁業推進機構専務理事 原田 雄一郎氏
話題提供5「マリン・エコラベル・ジャパン 前向きに持続的漁業を推進します」
   マリン・エコラベル・ジャパン事務局 
   大日本水産会事業部国際課長 西村 雅志氏
  話題提供6「漁業衰退要因の総点検と水産日本再生のシナリオ」
   マリン・インパクト21 理事長 小網 汪世氏
話題提供7「魚食普及でもグルメでもなく“海のくに・日本”の意義を伝えることが第一」
   ウーマンス・フォー-ラム魚代表 白石 ユリ子女史

15:30-15:45 休憩
15:45-17:00 総合討論 これからの日本の漁業を考える
17:00 閉会の辞

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江戸前の海―埋め立て前の現古「東京湾」の藻場干潟の姿を探ろう

埋め立て前の現古「東京湾」の藻場干潟の姿を探ろう

江戸前の海はこんなにも豊かな漁場だった!!

「東京湾漁場図」を読み解き、東京湾のいまを考える勉強会を開催します―ぜひご参加ください

MANAも参加して、かねてより画策してきた〔「東京湾漁場図」を読み解き、東京湾のいまを考える勉強会〕を9月6日の日曜日に東京海洋大学で開催することになりました。講師には、「江戸の釣り」や「江戸釣魚大全」の著者で、科学ジャーナリスト・釣魚史研究家の長辻象平さんをはじめ、東京湾岸をフィールドに研究を続けてきた民俗学や考古学、そして現在藻場干潟の再生活動を続けてこられたかたがたにコメンテーターとして加わってもらって、残暑の午後半日の暑いトークショーになるはずです。

『「里海」って何だろう?』を考える重要なテーマがこの勉強会には含んでいます。

呼びかけ人の名前一覧を含んだ申込書付きのお知らせ文は

「Announce_090906_final4.pdf」をダウンロード

からお読みください。

また「東京湾漁場図」については、MANAの里海ブログ「泉水宗助「東京湾漁場図」ついにWEB公開」

http://satoumi.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-3371.html

をご覧ください。

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「東京湾漁業図を読み解き、東京湾のいまを考える会」ご案内
主催:「東京湾漁場図」を読み解き、東京湾のいまを考える会
共催:東京海洋大学江戸前ESD協議会
 東京湾の環境をよくするために行動する会(略称:東京湾をよくする会)
開催期日と時刻:2009年9月6日(日曜日)午後1時~5時(開場11時30分)
会場:東京海洋大学(品川キャンパス)大講義室(200名程度の収容が可能)
   交通手段:http://www.kaiyodai.ac.jp/info/access/access.htmlを参照してください。
予定プログラム:
○ 開会(13:00) 開会挨拶:林しん治(呼びかけ人代表)
○ 講演(13:15~15: 00)
① 東京湾漁場図に含まれた情報を読む―漁場図の成立と桜田勝徳:
  尾上一明氏(浦安市教育委員会)
② 江戸の釣り書「何羨録」を読む―江戸前の海はどんな姿だったのだろう:
  長辻象平氏(「江戸の釣り」著者・産経新聞社論説委員)
③ 明治期に記録された東京湾の魚介類相―農商務省水産局「東京湾漁場調査報告」と「漁場図」に描かれている現代へのメッセージ:西野雅人氏(魚類考古学研究・千葉県文化財センター)
○ 東京湾をどうする現場からのメッセージ(15:15~15:45)(10名ほど)
○ 総合討論:(15:45~16:50):質疑応答・意見のとりまとめ。
○ 閉会挨拶(16:50~17:00):河野博(東京海洋大学江戸前ESD協議会代表)
費用負担等:東京湾漁場図原図縮小複写及びその解説など資料代(1000円)を徴収予定。
事務局:中島満(Fax:03-3319-3137、E-mail:CBA02310@nifty.com

なお、「お知らせ文」には、もりこめなかったのですが、当日の開場の展示スペースには、

【企画展示】

①東京湾漁場図・何羨録など東京湾と漁業や釣り関連の原図・複写資料。

②現在までに発行・公開された東京湾関係の書籍・報告書・パンフなど資料。

③フリー展示コーナー(「あなたの足元にある・あった東京湾の姿をデジカメで撮影してコメントを添えて貼り付けてください。写真でなくても資料や昔の姿を写した画像や映像でもけっこうです」―東京湾に現存する藻場干潟のようすを、自然海岸・人口海岸・コンクリート護岸にかかわらず何でも知らせてください)

という内容の展示を、会場のスペースのゆるす限りしてみたいと思っています。

また漁場図入りチラシ(PDF版)も、準備中です。完成しましたら、送ります。

ぜひ、皆様のご協力をいただきながら、勉強会が盛り上がりを見せるような進行をしていきたいと思います。

*********************
まな出版企画(MANAしんぶん)
中島 満
〒165-0025 東京都中野区沼袋1-5-4
℡:03-3319-3127 Fax:03-3319-3137
Mail:CBA02310@nifty.com
URL:http://www.manabook.jp
Blog:http://satoumi.cocolog-nifty.com/blog/
*********************

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里としての海を考えるシンポジウム

全漁連主催「里としての海を考えるシンポジウム」が開かれました

2008年1月19日「里としての海について考えるシンポジウム」:13:00~16:00:虎ノ門パストラル・新館5Fミモザ:主催:全国漁業協同組合連合会/共催:海と魚と食を考える会

[季刊里海]通信記事

(1)「里としての海を考えるシンポジウム」が開催されます―漁業者と市民との意見交換を期待します

http://satoumi.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_579d.html

(2)刺激的だった内山節さんの基調講演―「里としての海を考えるシンポジウム」が開かれました

http://satoumi.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_9c07.html

MANAによるテープ起し原稿(構成原稿:事務局に提出済み)

(1)主催者・来賓開会挨拶(原稿その1):「080119satoumi-sympo01.pdf」をダウンロード

(2)基調講演『里海へのメッセージ』講師:内山節さん(うちやまたかし:哲学者・立教大学大学院教授):(原稿その2):「080119satoumi-sympo02.pdf」をダウンロード

(3)パネルディスカッション:「里海から、里海へ―自然・ひと・協同を考える」

〇パネリスト
松田   治(広島大学 名誉教授)
加瀬 和俊(東京大学社会科学研究所 教授)
金萬 智男(NPO法人 盤州里海の会 理事長)
足利由紀子(NPO法人 水辺に遊ぶ会 理事長)
乾  政秀(株式会社水土舎 代表取締役)
○コーディネーター 市村隆紀(JF全漁連 漁政・国際部長)

原稿(その3):「080119satoumi-sympo03.pdf」をダウンロード

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水産増殖研究会(茨城)に出席する

水産増殖研究会が茨城県大洗町「アクアワールド」で平成19年2月3日(土曜)開催、出席する。

茨城水試仁平さん、会長の秋元さんらの誘いで、今回は、品川の研究室を離れて、拡大例会の様相を呈す。終わってからの飲み会の意見交換も活発派手だった。(追記:これが翌年の2008年3月15日開催の「「里海」の自然再生と浅海資源 茨城の海から考える―第22 回常磐・鹿島灘の漁業を考える水産海洋地域研究集会」にもつながっているのだろう。)

報告その1:栽培漁業地方行政について(福田英雄さん)

報告のレジュメ(10枚)PDF

冒頭の「漁業者から見て、栽培漁業:サイバイギョギョウに飽きてきたのではないのか?」という一言が、とても印象深かった。そして、まとめとしての「公共事業としての栽培漁業の投資効果や環境修復機能について」の整理(9枚目)、「栽培漁業により造成した資源の〝財〟の視点からの位置づけ」と「取り組みの方向」についての指摘あり。そのとおりと思った。

MANAメモ

追記:2008年3月15日開催「「里海」の自然再生と浅海資源 茨城の海から考える―第22 回常磐・鹿島灘の漁業を考える水産海洋地域研究集会」の内容

(1)開催趣旨PDF:

http://manabook.cocolog-nifty.com/20080315ibaraki-satoumi-simpo.pdf

(2)茨城里海シンポ/お江戸舟遊び瓦版 63号 08 3 18

http://manabook.cocolog-nifty.com/ibaraki-satoumi-oedokawaraban63-08318.pdf

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