資料:大正期の漁業用天然氷の利用

天然氷の利用(小山亀蔵「和船の海」より)

 大正の初期になると、かづ船(鰹漁船)もだんだん大きくなって、漁場も沖に出るようになりましたが、鮮度を保つ方怯がなく、一日か二日しか沖に居ませんでした。そのうち、三重県ぶねや静岡船が魚群を追って回って(回航して)来るようになり、しかもこれらの船は「いわし」を沢山持って三日も四日も沖におり、釣った魚に氷をかけて来ては、いい値段で取引するのでした。

 これを見た当地の船主達は早速船に氷を積ませることに奔走し、初めは寒中に堤に張った氷を切取ったものを買入れ、氷倉を建ててかくまい(蔵って)しておく工夫をしました。製板(製材所)の挽っ屑(ひっくず。おがくず)を厚く敷きその上に荷馬車で運んで来た一個十四、五貫の角氷を重ね、また挽っくずを掛けては氷を重ねるという工合に並べ、かづ船どきになるとこれを取出して船に積みました。船ではこれを玄能で打砕いて使ったのですが、初めにはこの挽っ屑をろくに取らないで使用したため、瓶(魚槍)に入れたかつおが擦れ、、肉が良くとも「ぎんめえ(銀前)。かつおの肌」が悪くなり、それに増し氷もしないためうまくゆきませんでした。

 だんだんとこれに気がつき、積む時は水で洗い落し、沖では増し氷を一日に一回も二回もやるように工夫を重ねたものでじた。

 気仙沼に氷がなく、天然氷を積むため宮古では津軽石という所から運んで来たと聞かされたもので、各船とも必ず氷を積むようになりました。

 角氷のうちは左右の瓶に入れ、揺れても動かないように「きめ」をかったりしましたが、二、三年後には天然氷を砕き、砕氷で大量に積み、かつおを入れた瓶の中の温度を計っては増し氷するなど改良されました。温度計の利用や鮮度を保つ方法は昭和の初め、かご屋(屋号、前出)が焼津方面から買入れた福久丸(二十噸、四十馬力)の附属品から教えられたものでもありました。

 やがて、今の七十七銀行のあたりに(南町三丁目一番一号)気仙製氷会社が建てられ、人造氷を仕込むようになり、天然氷はみられなくなっていったのであります。

 長い航海が出来るようになると船の形も変り、帆は補助的なものになり、寝る場所もまた今のように室の形を整えるようになりました。菅留(菅野留太郎氏)が五十噸ほどの于年丸を建造、角十(畠山泰蔵)が九十噸ほどの精良丸を、山三(斎藤福三郎氏)は不動丸を、そして宮井繁太郎氏、木田豊吉氏、村上米蔵氏(以上気仙沼)と唐桑、気仙沼の船主は次々に大型船を建造するようになったものでした。特に畠山泰蔵氏は昭和十一年の秋、徳島の阿波から船頭を頼んで、いまの南洋縄の当地における先駆者となったことを付加えておきます。
(「和船の海」昭和48 年。小山亀蔵著。伊藤富雄、唐桑民友新聞社発行。)

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両口屋是清の広報季刊誌「いとをかし」第5号「氷」特集に載りました

氷室から繙く氷の文化(川村和正)/江戸のアイスロード―献上氷を運ぶ飛脚たち(中島満)

Itookasi090701no5hyousi名古屋の老舗お菓子屋さん「両口屋是清」が発行する季刊「いとをかし」第5号(2009年夏号・7月1日発行)特集「氷」に、依頼され、氷についての文章を、奈良の川村和正さんと一緒に寄稿しました。

巻頭には、尊敬する荒俣宏大先生の「甘党男子の甘美な生活」というエッセイが載り、お菓子の伝統を支え続けてきた日本の食品製造技術や、伝統芸能やくらしといった文化を紹介する記事を併催し、夏のテーマとして「氷」を特集している。

同誌第5号の目次は次のとおりです。

「甘党男子の甘美な生活」荒俣宏

「通筥(かよいはこ)のつぶやき:寛永より十一代、笛方の流儀を伝承」藤田六郎兵衛

「越川禮子さんに聞く―『江戸しぐさ』に学ぶ共生の哲学」聞き手・篠田尚久(両口屋是清社長)

【特集】氷

  「氷室から繙(ひもと)く氷の文化」川村和正

  「江戸のアイスロード―献上氷を運ぶ飛脚たち」(中島満)

  「氷の神秘―中谷宇吉郎が残したもの」(神田健三)

  「清冽な水に幾度も晒して生まれる白いダイヤ『吉野葛』」黒川重之

「野尻吉雄の美しきこと―暑さに耐えて、涼を遇する」野尻吉雄

「あなたにとって和菓子とは?―赤井勝・石田節子・宮澤やすみ」

「立札(りゅうれい)の和菓子」

「左党オヤジの甘口入門―雪室で醸される『岩の原ワイン』と夏の和菓子」谷浩志

同誌を購読希望の場合は、両口屋是清各店及び本社(名古屋市中区丸の内三丁目14の23:電話052-961-6811)に連絡すればバックナンバーともに送ってもらえます。

MANAの記事は、「本文(続き)」に載せておきましたので、読みたい方はどうぞ。

MANA(なかじまみつる)

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氷室饅頭(ひむろまんじゅう)―その1

金沢の竹井先生から7月1日に氷室饅頭が届く

Himuromanju090701 「いとをかし」第5号の氷の特集ほか資料を竹井先生に贈る。メールでお礼状が届き、7月1日にあわせて「氷室饅頭」を送ったとのこと。かねてから、一度賞味したいと思っていた氷朔日にちなんだお菓子にめぐりあうことができました。

竹井先生からのメールには、氷室饅頭の由来について次のように記されていました。

 さて、もうすぐ7月1日がきます。金沢では、旧暦6月1日の氷室の日を江戸時代に庶民レべルを含めて盛大に贈答の風習や謡曲の会などの催し等で祝っていました。

Himuromanju09070102  新暦になって、7月1日が氷室の日として継承された祝いの日になっています。

 湯涌温泉の復元氷室による氷室開き(6月30日)や貯蔵雪の市長や知事への7月1日の献上などは、中島さんもお耳にされたことがあるかと思います。

 その氷室の日の金沢の風習に、氷室まんじゅうを食することが地元の方たちの間で一般的におこなわれています。娘の嫁ぎ先に贈る習わしがあったようです。

 歴史的には、明治時代に新保屋という菓子屋が、塩味の餡を使った麦鰻頭を7月1日限定で売り出したのが評判を呼んで、広まったという説があります。新保屋は明治末に廃業しますが、現在は普通の餡を用いた蒸し鰻頭(または酒鰻頭)に赤黄緑などの色をつけたものがこの時期限定で出回ります。

 鰻頭を氷室の日に食するという風習は、江戸時代の文献では確認できませんので、どの程度までさかのぼれるのか不明です。金沢周辺では、6月1日を歯固めの日とか煎り菓子盆として米や氷餅を食する風習が古<からあったそうです。このとき田植えの残り種米を煎って食べることなどから農事に関連していますので、氷室の日のお菓子の売り出しを考えた商売人が、新麦時期でもあるので麦鰻頭へと連想をつなげたのではないかと論ずる方もいます。

 ともあれ、この機会ですので、1 度ぐらいは、金沢の風習に触れていただければと思い、氷室まんじゅうを7月1日に届くように手配しました。ご迷惑でなければ幸いです。

 竹井先生ありがとう。おいしくいただきました。贈っていただいた氷室饅頭は、金沢の老舗お菓子屋さんの「雅風堂」製。白(こしあん)、赤(手亡てぼうあん)、緑(つぶあん)、茶(黒糖・こしあん)の4種類で、いずれもうまかった!写真下の氷室饅頭の説明書きは

氷室饅頭

加賀藩では、宮中の氷室節句のの故事にならい「氷室」の雪を六月一日(現在の七月一日)に将軍家へ献上しました。今では、暑き季節の無病を祈り娘の嫁ぎ先に贈ったり、ご家庭の土産となっています。七月一日は氷室の日です。

とあります。

 MANA(なかじまみつる)

 PS:これを機に、氷室饅頭について、手持ちの資料からその由来をメモにして整理しておくことにしましょう。

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冬だけど「氷」のドラマ再々放送!!―なぜか「篤姫」と接近

NHK「タイムスクープハンター」「お氷様はかくして運ばれた」が正月の深夜またまた放映されていた

年があけ、4日になって本ブログのアクセス数が200を越え、それが数日続いた。なぜか、アクセスの解析機能で「タイムスーくプハンター」の記事へのアクセスだった。

3日の番組の深夜(放送は4日)2時から、「タイムスクープハンター」が再放送されていたのだ。再放送の二度目だから再々放送ということになる。「加賀さまのお氷」運搬の話だが、タイムスリップして取材に出かける未来記者(タイムスクープハンター)の役が、人気上昇中の「要潤」(かなめじゅん)現象ということもあるけれど、若い人たちの歴史事件を扱う場合でも、どういう映像なら受け入れられるという「つぼ」を押さえた脚本と演出に配役だったからこその反響につながり、3度目の放送になったのであろう。

「氷の文化史」という、氷と人のふれあいの歴史にスポットをあてて記事を書いてきたものとして、これだけの注目をあつめたのは驚きであるとともに、正直とてもうれしい。

「篤姫」原作「天璋院篤姫」に描かれた「加賀さまの献上氷」

 おなじ「氷」つながりで、この正月にNHK大河どらま「篤姫」原作の「天璋院篤姫」宮尾登美子(講談社文庫、上・下)を読んだが、その下巻「和宮降嫁」の章に、江戸城多くの行事として、旧暦6月1日の「加賀さまの氷献上」が載っていた。

Tensyouinatsuhimebunkohyousi  それだけなのだが、それはそれとして原作には、西郷隆盛や大久保利通や小松帯刀らの、テレビでは篤姫との愛情も含めた交友関係が細やかに描かれていた薩摩の人物にほとんどふれられていないことにびっくりした。男の表現で言えば幕末の「傑物」といえるであろう「篤姫」を発掘し、限られた史実をもとに、宮尾流決めの細かな心のひだまで映し出す描写力で記す、純「歴史小説」に仕立ててあることに、うなづきながら一気に上下2冊読んでしまった。篤姫の家定との結婚が、水戸派とくんだ斉彬の徳川政権転覆、政権奪取という遠大な野望に基づくものであったことや、その延長線上に慶喜の行動が斉彬死後も続いていたこと、そして、篤姫が慶喜を一度接見したときに見抜いた邪悪な心の一面が、やがて家定、家茂の死は慶喜一派の薬殺によるものという断定を下していく。和宮は、本人というよりも付き人たちの行動として、その目論見に加担していたことを見抜いていた篤姫と和宮の確執は、テレビではまったく描かれていなかった。このあたりが、原作と視聴率をねらったテレビの脚色付き演出のちがいなのかと、思った。

ただし、正直なところテレビの「篤姫」も、「チャングム」と同様の関心と感動をしたし、また、原作「天璋院篤姫」もとてもよかった。

 その和宮降嫁の翌年、大奥の6月1日の恒例行事「」加州候よりの献上氷」をめぐって、篤姫付きの女中と、和宮付きの女中との大騒動につながっていく。そのくだりを引用しておく。

 それは六月一日、恒例の加州家より献上の氷室の荷をお広座敷で解くときに起った。
 氷とはいっても、これは雪の塊といったほうよく、加州家ではこの日まで冬の雪を土中に埋めて保存するため、土や塵芥が混って汚なくなっており、例年、きれいなところをほんの少し選って皿に入れ、天璋院にごらんに入れただけでさげ渡されることになっている。
 加賀の国からはるばると江戸まで、中の氷室が解けぬように運ぶのは大げさな荷造りであって、毎年、お広座敷は大へんな騒ぎでこの荷を解くのであった。

 当日は御三の間以下の女中たちが総出であたることになっており、京方、江戸方入り乱れて薦包みをほどいている最中、宮さま付きの女中きみが、天璋院付きのさよに褄を踏まれ、よろけて尻餅をついた。
 口々 にしゃべり合いながらの作業で、さよはそれに気づかず手を動かしているのを、立ち上ったきみは矢庭にその帯を掴んだ。その拍子に帯がゆるんでいたのかたちまち解け、おどろななりのさよを引き据えて、
「ひとを突き飛ばして、ようも平気でおいやす」
 ときみは叫び、それでやめればよいものを、
「こうやよって、江戸方は作法知らずというてるのえ」
 と続け、帯から手を離した拍子に体を振ったきみに煽られ、今度はさよが畳の上に転がってしまった。
 こうなると江戸方が黙っているわけはなく、さよが帯をひきずったまま怒りの形相で詰め寄るのへ応援団は続々増え、京方はまたきみの味方をして一団となり、氷室の薦包みを中にして両者にらみあう形となった。
 このなかで、お広座敷の頭をやっているさきが江戸方をかぼって京方に向い、

「京方の皆さんは少々お考え違いをなすっておいで遊ばすのと違いますか。そもそもこの氷室は、若御台さまにいちばん先に献上すべく、我々がお手伝いしてさし上げているのですぞ。お礼をいうてもらうのが当り前でありこそすれ、帯を取って引き据えられるようなむごい仕打ちを受ける覚えは当方にはございませぬ。
場合によっては捨ておきませぬぞ」
 と声を荒らげるのへ、きみは衣紋をつくろいながら立ち向い

…以下略(宮尾登美子著『天璋院篤姫』下巻「降嫁」164p~166pより)

新年早々、「タイムスクープハンター」の再々放映と「天璋院篤姫」の小説に記された、「加賀さまの献上氷」が遭遇した。真冬なのに、夏の氷の話題でした。

MANA・なかじまみつる

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タイムスクープハンター「お氷様はかくして運ばれた」 再放送されます!!

「タイムスクープハンター」加賀様のお氷運搬人、フンドシ姿でフン戦、がまたみられるよ(今日の午後4時から)

けっこうな反響があったみたいで、要潤主演「タイムスクープハンター」「お氷様はかくして運ばれた」(9月12日放送)が、今日の午後4時からNHK総合で再放送されるそうです。もっと早く知らせてくれればよいのに、と思うが、まあ、放送前にお知らせできるのだから、ヨシとしましょう。

深夜帯の番組から、カクアゲ(?)されて、土曜日のゴールデンの前だから、相当な出世ですね、これハ。

やっぱり、フンドシ姿の氷運搬人「クモスケちゃん」たちの奮戦(フンセン)ぶりが、請けたのかな……。見逃した方は、是非チェックしてみてください。

なんと、世界の人々もNHKワールド・プレミアムというやつで見ることができるそうだから、ワールドワイドな「フンドシ」になりそう。世界のひとは、このクラッシクパンツ姿をどうみるのだろうか。

(1)NHK総合テレビ番組表(10月4日午後4時~)

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2008-10-04&ch=21&eid=18560

(1)-2:番組たまご「タイムスクープハンター」(9月12日放送した内容)

http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20080912_doc.html

(2)NHKワールド・プレミアム(10月8日放送)

http://www.nhk-jn.co.jp/wp/program/details/disp_j.asp?a=00&s=0&d=20081008&c=200810080470

(3)その後の「タイムスクープハンター」の反響

①三橋 潔の『GORIキ道』:出演俳優さんのブログのようです。

http://ameblo.jp/goribuu/entry-10138617391.html

②こんなのももう出ている:TSH お氷様はかくして運ばれた | Veoh Video NetworkTSH タイムスクープハンター:いいのかな??ここにリンクして?まあいいか?チャント再放送を見ましょう。

リンク先→こちら

③新お宝発見 動画世界遺産:

http://dougasekaiisan.blog.eonet.jp/douga/2008/09/913-d409.html

④ヒメブログ:魅惑のNHK。:http://blog.livedoor.jp/rinrinrin1103/archives/51181387.html

:私はテレビを見るときずっとリモコンを構えてみます。/それはCMに入った時や番組の核になる部分以外だとチャンネルを変えるため。/普通にありえないだろうし、そんなヤツすごい嫌だろうけど5~10分に1回はチャンネルを変えます。すいません。/つまらない番組だらけなのが悪いんだ。……中略……最近あった番組たまご(レギュラー化を目指してトライアルで放送される番組枠)の「タイムスクープハンター」なんかはなかなか好きでした。/未来から来たタイムスクープ社のタイムスクープハンターが時空を超えてジャーナリストとしてその時代の記録を取るって話だったんだけど/今回のは江戸時代の加賀藩から江戸へ謙譲物を運ぶ飛脚に密着する/ドキュメンタリー仕立てになってたんだけどその発想がおもしろいよね。/短い時間に情報を詰め込むためかちょっと無理な展開もあったけどすごく実験的でおもしろい。

⑤F:アンルイス椎名林檎:http://sfx.blog.so-net.ne.jp/2008-09-19

タイムスクープハンター。
飛脚のふんどしに元祖Tバックだよなあなどと思う。
宮沢りえ。
サラリーマンNEO然り
NHKのコメディ番組は笑いのがセンスが良。
番組ディレクターの仕事を書類が面倒でけってしまったのを少し後悔した。

:「思う。」と「宮沢云々」はつながっているのだろうか?まあいいかそんなこと。

⑥ランガナータンの書斎:http://folklore.blog1.fc2.com/?m&no=1149

タイムスクープハンター:NHKの試験的番組。未来から江戸時代に来たタイムスクープハンター(要潤さん)が、加賀飛脚が氷を江戸に運ぶまでを追う。どう見てもその時代の人に見えない格好なのに、企業秘密の交渉術でサクっと飛脚たちに溶け込んでしまうのがすごい(笑)。/撮影しているのはハンターという設定なので、ドキュメント風でカメラが揺れる揺れる。見たことないけど「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を連想した。/宿屋でアクシデントがあって、飛脚同士でもめるシーンがあったんだけど、長回しで撮ってて飛脚の一人がセリフを噛んでもカットしなかったのがドキュメンタリーっぽい。…中略…相当気合入ってた。/すごく面白かったんだけど、シリーズ化した場合これと同じクオリティで作るのは大変なんじゃないかと。とりあえずハンターの格好をもうちょっと変えてほしい。シリーズ化してほしいな。企業秘密の交渉術も気になるし(笑)。

⑦ブログリ:毎日ひきこも:
http://blogri.jp/musclepanda/category/4/2/

タイムスクープハンター:2008/09/13(Sat)00:37
ちょ、これ、面白い…!
かなめじゅんが主役だったのも面白い!
NHKの深夜ものってなんでこうクオリティ高い上に着眼点が面白いんだろう!
CATEGORY:無難

コピーして、リンクをはって、くたびれたので、こんなところで終了……

MANA:なかじまみつる

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「タイムスクープハンター」の反響

若い人たちに好評なのにびっくりしました

Nhk080911taimescoophuntergazou0_2  「タイムスクープハンター」の放映後の反響は、NHKならぬスタッフ構成と筋書きに「面白かった」という「好評」を、おおくのブログで書き込んであるのを読みました。

この番組は「番組たまご」という、深夜帯に、好評なら継続する可能性を残す、という「実験」番組的要素の強い放映であったようです。酷評があたりまえの「2チャンネル」もおおむね好意を示している内容の書き込みで、アニメ世代、あるいは、現代の若者世代の感性に、ドキュメンタリーとアニメ性や怪奇(?)性とをNhk080911taimescoophuntergazou02 かねそなえた、制作意図がフィットしたのかもしれません。素っ裸にふんどしスタイルのクモスケ(運び人)たちのいでたちが、リアルさを強調していたようです。それと、「タイムスクープ」社の未来型ジャーナリストの役を演じた「要潤」(「かなめじゅん」とよむのかなあ。それすらMANAはしらない……)の様相と衣装のアンバランスさが、またよかったのかもしません。

Nhk080911taimescoophuntergazou032 ぜひ、放送継続が実現するとよいと期待しています。

注:画像は、テレビをデジカメにて撮影したものです。版権著作権で問題がある場合は削除しますから連絡ください。念のため制作担当氏に連絡してあります。

検索サイトGoogle「タイムスクープハンター」ヒット数41600中の上から順にブログ等の視聴者の感想分のみピックアップしました。

(1)■[新聞・テレビから]タイムスクープハンター ザッピングしていたら、飛脚が氷を運んでいる場面・・・をレポートしている・・・。タイムスクープハンターという番組か・・・。なかなかおもしろい・・・。
http://d.hatena.ne.jp/faculty-member/20080913/1221233591

(2)タイムスクープハンター面白いねこの番組。要潤が変な恰好で出てきた時の映像の違和感で画面に釘付けです。
http://yutaka-mousou-shomin.blog.so-net.ne.jp/2008-09-13

(3)演劇ユニット「ナルペクト」 メンバー日誌!!
http://narupect.jugem.jp/?eid=207

(4)偶然テレビつけたらやってたのだが、
http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20080912_doc.html
なんかおもしろかった。出てくる役者の着こなしも、時代劇では絶対こんなのねーってのが多いがこの番組では本当の江戸時代の飛脚みたいな格好だったよ。
http://d.hatena.ne.jp/messier42/20080912

(5)今回は飛脚の話。石川?から江戸まで献上する氷を飛脚たちが運ぶってゆ-。昔の人はすごいよね-
走って江戸まで行って。
りほが銚子から東京までチャリで行ったのより凄いことだもんね笑
しかも氷って。溶けるからね-。
いやあ昔の人のパワーと仕事への誇りを見習わねば!!!!
http://blog.livedoor.jp/v2chovpfvphvkbv/archives/1165253.html

(6)昨日だけど、寝る前にTVをつけたら、NHKで何やらドキュメンタリ調の時代劇がやっていた、なんかみたことない感じだったので、しばらく見てた。取材しているのは変わった服装の要潤で、将軍に氷を加賀~江戸まで運ぶ,”飛脚”を追跡、喋ったりもする...
当時の”飛脚”のイメージが伝わってくる、おもしろい!
当然、最後まで見てしまった。
最近NHK GOODです。
http://bubuk31.blog19.fc2.com/

(7)NHKが深夜にやっている「番組たまご」のなかにたまに面白いのがある。アンケートの成績がよいとレギュラー番組になれるようだ。なかなか面白い試みだ。でも,局内は壮絶な争いだったりして。
http://www.nhk.or.jp/tamago/
昨晩やっていた「タイムスクープハンター」はなかなか面白かった。結構好きな構成だった。がんば♪タイムスクープハンターのスタッフ♪
それにしても深夜に面白いのをやるのはやめてほしい。翌朝の目覚めに響く(苦笑)
http://jfnaoki.s112.xrea.com/nucleus/

(8)タイムスクープハンター面白いねこの番組。要潤が変な恰好で出てきた時の映像の違和感で画面に釘付けです。
http://yutaka-mousou-shomin.blog.so-net.ne.jp/

(9)リアルな時代劇。
NHKでやってた、「タイムスクープハンター」って番組おもろかった
未来人が過去にタイムスリップして、教科書では語られない歴史を調査する番組なんかな??ドラマ仕立てやけど、その辺の時代劇よりリアルやの
今日やってたのは、献上氷を加賀から運搬した飛脚の話自分達の仕事に対して誇りがあって、なんかすごいかっこよかった
来週もあるんかな~お気に入り番組になりそう
http://ameblo.jp/kozikamonogatari/

(10)おぉぉぉぉ…!
ちょっと 『時空警察』 のパクリみたいな感じやったけど、
http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20080912_doc.html
●魚拓はここ●
NHKの『タイムスクープハンター』 がごっつオモろかった!
http://ueue.blog.eonet.jp/_ueue/2008/09/post-77d7.html

(11)面白い。 
2008/09/13 00:27
NHK タイムスクープハンター なんか初めて見たが面白い。
http://aibyou.blog53.fc2.com/blog-entry-2063.html

(12)2008年9月14日 (日)
見てもらえましたでしょうか?
皆さん『タイムスクープハンター』見てもらえましたでしょうか?
面白かったでしょ?
http://narushima.laff.jp/blog/2008/09/post-9ec6.html

(13)2ch「タイムスクープハンター」(0:10~)・・・これはお試し番組らしいっすけど、なかなかオモシロかったっすね。ドキュメントふうの歴史ものなんっすけど、献上氷っていう題材と、途中で怪我するとか展開が良かったっす。こういう感じをだせればまた出来るんちゃいますかね。極私的オモシロ度64。
http://yasubaby.blog.eonet.jp/default/2008/09/post-53c9.html

(14)NHK番組たまご。
要潤がかっこよかったタイムスクープハンター。
江戸時代の、氷を運ぶ飛脚の話をしてて、よかったです。
要潤がいなくても、歴史の日常ドラマみたぃなのをしても楽しいかなぁって。(追記:でも要潤さんの案内役がいないと、俺たちこれしかできないからなぁ。。みたぃなセリフが聞けないから、やっぱりいたほうがいいのかなぁっと。個人的に、ブレアウィッチプロジェクトな自分でとってますよーみたぃなのが苦手なだけだと思います。。)
http://mkxxxlo.blog116.fc2.com/blog-entry-277.html

(15)昨日の0時10分から「タイムスクープハンター」という番組がNHKでやってて、0時のニュースを見た後でなんとなく見てたんですが、これが凄く面白かった。
内容もさることながら、映像が1人称視点なのが臨場感があっていい。
HP見てもらえると大筋はわかるんですが、山賊のシーンの盛り上がりは深夜にあらざるクオリティw
携帯から実況板開いたんですが、「チラ見してたら面白かったから慌ててPC起動して来た」という人がわんさかいましたw
http://gmt0900.blog64.fc2.com/blog-category-0.html

…以下略

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タイムスクープハンター

「加賀様のお氷献上」がNHKのドラマで放送されます

今年の春さきに、一本の電話がありました。

江戸時代の加賀藩から江戸城へ、冬貯蔵した「氷雪」を夏取り出す古代からの儀式にならい、将軍への献上品のひとつとして「氷を贈る」ことが旧暦の6月1日(氷朔日―こおりのついたちといいます)に行われてきました。

この氷運搬の人足たちの行動を縦軸にした、ミステリアスでドラマチックなドラマを作りたい、ので氷運搬の歴史を聞きたい、というディレクター氏からの電話でした。

小生の長すぎるウンチク話とともに、たくさんの画像類、小生執筆の6月一日と氷の文化史と氷業史関連の小文を渡しましたが、かれらが特に関心を示したのが、「雲助」(クモスケ)という人足たちの姿を描いた「芳國」と名の読める浮世絵の黒ずんだ複写図でした。

ふんどし一丁すがたで江戸へと氷を運ぶ図だが、なんともなぞめいて、また、作者の名前で、いろいろと原図を求めて探してきたが、いまだ、その図の所蔵先の手がかりは何もつかめていないのです。

そのうち、その取材のことは忘れかけたころ、暑い夏も過ぎてしまったので、もしかしたら

ボツになったのかなあと思っていたのですが、10日ほどまえ、NHKの深夜番組帯で、新番組として放送がきまりました、と製作会社の担当氏から電話と次のようなメールがあった。

9月12日 深夜0時10分(正確な日付は13日です)

企画・演出 中尾浩之、主演 要潤の新感覚時代劇、タイムスクープハンター

NHK総合(1ch)で放送されます。

タイムワープしたジャーナリストが江戸時代の飛脚を追う!

夏、江戸将軍家に氷を運ぶ加賀の飛脚たちに密着ドキュメント!

従来の時代劇ではめったに描かれることのなかった人々にスポットをあて、そこで起きた衝撃的な事件をスクープ!!

新感覚モキュメンタリー時代劇「タイムスクープハンター」是非ご覧ください。

どんな仕上がりなのか、わからないのですが、とにもかくにも、「氷業史秘話」とでもいえるようなテーマを、現代の若者脚本家と監督、俳優さんたちがどのように描くのか、楽しみであることは確かです。

ご興味のある方は、ぜひごらんいただければと思います。

番組内容をもう少し詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

MANA:なかじまみつる

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冬でも氷の話題です―古代氷室研究家・川村さんからのおたより

Kawamura070223himuroyoko 夏の氷室の祭事は冬の氷の蔵入れ儀式から始まります

 古代氷室研究家の川村さんから復元氷室の氷り入れの貴重な画像を送っていただきました。

川村和正さんからのおたより

 その後、いかがおすごしですか。先日2月15日に、奈良県のK小学校で3回目の復元氷室への氷入れが行われ、招待されたので見学してきました。

   過去2回は7月中旬残り氷はゼロでした。小学5~6年生の理科実験ですから、大規模Kawamura070223kouriire5_1にできない制約があり、15kg×20個=300kgしか貯氷できません。しかし、熱意に打たれ、父兄で建設業者の方がボランテイアで画像のような新氷室を設営されましたので、今年こそと期待されます。

写真上:新氷室の全景

写真中:氷り入れ

Kawamura070223iriguti写真下:新氷室入り口

なお、新しい氷室の建設に当たってK小学校の生徒3人が文章にまとめた「三代目葛氷室」のPDFファイルがありますので、ご覧ください。

「kawamura070223-01PDF.pdf」をダウンロード 

★また、氷室や氷の歴史については、川村さんの論文やMANA(なかじまみつる)のエッセイなどいろいろなかたがたが執筆されている「氷の文化史」サイトを「MANAしんぶん」に設けていますのでご覧になってください。

By MANA(なかじまみつる)(C)、川村和正(C)

MANAしんぶん「氷の文化史」サイト目次:

http://www.manabook.jp/essay-icemanlibrary-index.htm

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